嫉妬心のメカニズム、根本的な原因は、現在の自分の状態が嫉妬対象よりも不幸だとか負けているという 劣等感、敗北感が理由となっている心理であり、 自分より優遇されていて「セコイ、ズルイ」なんていう羨望の気持ちが含まれている。 嫉妬や羨望の気持ちが強い人は、自己評価が高い、承認欲求や独占欲が強いと言えます。
自分よりも秀でた人を見たり、 友達が「あの人綺麗だよねー」と評価してる異見を聞くと 欠点や粗探しをしてイライラしてしまう。 大好きな彼氏や旦那、夫、彼女、妻、嫁、奥さんなどに 「俺以外の男友達と喋るな」「私以外の女に近づかないで」 「携帯電話の連絡帳の異性の名前を全て消して」 なんて付き合っている彼氏や彼女が焼きもちをやき、心配性な性格からか相手を監視し束縛してしまうこともある。
しかし、このような嫉妬深い性格や相手を監視するかのような要望は 、窮屈であり「うざい、重い」と不快感を感じられることがある。 結果的に焼きもちを妬きすぎると、別れることになるかもしれない。 恋人にまったく興味関心がなく異性と二人きりで飲み歩いていても 、まったく無関心というのは良くないですが、 それよりも、一緒にいる相手のプレッシャーになったり、 好きな相手の行動を制限させてしまう方が執着心が強く重症度は高い。
嫉妬心を抑える方法は精神面での改善をするしかありません。 性格的に嫉妬をしてしまうタイプの人はなかなか治らないかもしれない。 まず、全てのことが自分の思い通りになるわけではない ということを悟ることです。 仏教で言う「諸行無常」の考え方です。 この世の全ての物事は常に移ろいでいて、変化している。 一定のまま保たれているものなんてほとんどないということです。
彼氏や彼女が自分のコレクションの人形のようにそこに留まったままなわけがありません。 心理的な変化、浮気や不倫、心変わりがあってもおかしくはない。 家ではいいパパだけど、職場の部下と遊んでいたりすることもあります。 一生懸命尽くしてくれる彼女だけど、遊び人の男をキープして二股をしていることもある。 片思い中の相手に告白して振られたけど、後日に再度お願いしたらOKされて付き合えることもある。
カップルが長続きする秘訣は、彼氏や彼女に嫉妬し鎖で繋ごうと執着するのではなく、 自分磨きをして魅力的に光り輝き手放したくない存在になることです。 移ろう気持ちをその場に留めるためには、非常に努力が必要なんです。 嫉妬心は、倦怠期やマンネリ気味のカップルには良い恋のスパイスになることもありますが、 大抵は人間関係が悪い方向へと発展するきっかけになります。
精神的に病んでいる人は大抵、 妬み、嫉み、恨み、憎悪、劣等感などの負の感情エネルギーが多大に潜在意識に積み上がっており、 このようなことを考えているだけでも苦痛を感じて心にも体にも悪い影響を与え、 幸運の女神にも見放されてしまうと言われています。 実際、心が醜い状態だと、顔の表情も険しく人が近寄り難い状態になっている事が多いです。
逆に、周囲への感謝や賞賛、幸せや喜びを願う気持ちなどは正のパワーを持っていて 自分にとってもプラスになり、自然と笑顔になり運気も巡ってくる。 善行も悪行も因果応報で将来的に全て自分に返ってくると言われています。 それは相手に向けて放った気持ち、オーラも同様です。
人を呪わば穴二つと言われるのは、相手を呪う気持ちはいずれ自分へと 跳ね返ってくることを意味しています。 科学的根拠は乏しいスピリチュアル的な話ですが、世の中は科学だけでは解明されていないことが山ほどあります。 このような神秘的な話も信憑性はわかりませんが、 心理面での変化は間違いなくあると思います。
ボランティア精神がある人は、心に余裕があり誰にでも優しくできる魅力的な人物になります。 男性も女性も求めているものは、刺々しい恋心よりも、癒される愛情です。 このように考えると、やはり嫉妬心は自分にとっても交際相手のパートナーにとっても 悪い思考回路なので、できるだけ友達や周囲の知り合い、有名人などに嫉妬しない方が良いと言える。
もしどうしても嫉妬してしまう気持ちが抑えきれない場合、対処法としてはそのネガティブなエネルギーを バネにして向上心へと変化させると強力な原動力になります。 「チビだから頑張って出世してやる」「今までモテない青春時代だったからナンパして口説きまくる」 「ブスだけど、美人や可愛い女の子より有能になってやる」 「貧乏な家に育って辛かったから絶対金持ちになる」など、マイナスの気持ちをバネにすると、ハングリー精神からか 普通のある程度恵まれた才能がある人よりも優れた能力を備える人物になることがある。
押し潰されそうな胸の苦しみや嫌な気持ちをモチベーションにして 何かに打ち込むと驚くほどのパワーが出ます。 嫉妬心を反動に、会話能力、容姿のスキンケアをしたり、 スタイルを鍛えたり、勉強仕事に打ち込むなど、 自分を成長させて、彼氏や彼女、好きな人を虜にする努力をすると 、物事がうまく回り始めることでしょう。
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・他人と自分を比較しない
日本人は農民が多く、村社会で閉鎖的だと言われている。 横の繋がりが強く、お互いに監視し、飛びぬけた存在がいると、 嫉妬心を燃やして一斉に叩いたりいじめるようなところがある。 嫉妬深い性格の人はこのような国民性が色濃く残っているのかもしれない。
自分と他人を比べると、いつまで立っても幸福は得られない。 月給20万円の人が月100万円稼ぐ人を羨んでいてもしょうがない。 大富豪や石油王を相手に「むかつく」なんてつぶやいていても仕方がないことです。 同程度の水準の話であっても「隣の芝は青く見える」と言われるように 、価値があるものだと思い込んでしまうこともある。
敵は他人ではなく、自分自身の心の奥に潜んでいるのです。 人と比べて優劣を競うのをやめて、自分自身を磨き上げ成長させるという 考え方に切り替えると嫉妬心を抑えることができます。
彼氏や彼女との付き合いで言えば、「私には可愛いと言ってくれないのに友達には言っている」 というケースがある。このような場合、真剣な気持ちで愛されているから褒められないということもあります。 特に男性は本心を言葉にすることを嫌う傾向があるので、 あまり好きでもない女友達にだけ煽てたりお世辞を言う事もある。 これは女性も同じで、男友達を「カッコイイ」と褒めて彼氏を嫉妬させようとすることもあります。 このような例でも、自分と人との比較をやめることができれば、まったく動じず冷静に対処することができるのです。
・恋愛意外にも集中する
「過ぎたるは及ばざるが如し」とは孔子の名言です。 何事も多すぎても少なすぎても良くない。中道が最も安定していて優れているという論語です。 人は恋愛に夢中になりすぎると周りを気にせずに突っ走ることがある。
ストーカー気味に家まで後をつけたり、メールや電話を連続でしてしまったり、 彼氏や彼女のために尽くせることは全てやってしまおうという奉仕精神が芽生えたりする。 恋愛に重きを置きすぎて、ついつい「彼氏が、彼女が」というモードになると、 愛情と嫉妬が入り乱れてしまうことがある。
あまりにベタベタくっついているとうんざりして交際相手に逃げられる事もあります。 恋愛依存症体質なタイプの場合は、恋愛意外に打ち込める、没頭できるものを考えましょう。 仕事、趣味、料理、創作物、読書、勉強、スポーツ、ダイエットなど何でも良いのです。 他の事に集中していると、逆に恋愛をする暇がなくなるかもしれませんが、 男女関係はそれぐらいでちょうど良いのです。 適度に付かず離れずだけど両思いだという距離感が最も長続きします。
・ネガティブな妄想をしない
嫉妬心の原因となるものに、 被害妄想や悲劇のヒロインになりたがる思考回路がある。 人間一度疑い始めるといつまで立っても疑心暗鬼の気持ちは晴れません。 症状が激しくなると強迫性障害のように、思い込みにより自分自身が追い詰められていきます。
「彼氏が浮気や二股をしているんじゃないか」 と思ってしまい携帯電話を覗き見たりしてしまう。 相手のプライバシーや踏み込んではいけないような領域にまで口を出してしまうなど。 親しい仲にも礼儀ありで、どんなに親密な男女でも一定の距離感は保たれていなければうまくいきません。 相手に踏み込みすぎると、嫌がられることが多々ある。
好きな人であるならば、しっかり信用して尊重してあげることが大事です。 人を疑うような人に心を許し信頼関係を形成するような人はいません。 ありのままの素の相手を全面的に受け入れることで、 お互いに清廉潔白な嘘偽りの無い親密な間柄になれます。
悪い事を考えれば不快な気持ちになり、良い事を考えれば愉快な気持ちになる。 人間関係は鏡写し、ポジティブで楽観的な思考をしている天然系、癒し系の男女はモテます。 それは自分を信じてくれて身を任せても良いと思える安心感があるからです。
・彼氏や彼女に正直に話す
自分の感情を溜め込んでいると、鬱憤が溜まってきて気分が落ち込んできます。 我慢していると、その不満や不安が相手にも伝わって 一緒にいて居心地が悪くなる。 嫉妬で怒りが膨らんだ時は 、相手に対する不快感を抱きながらデートをするよりは、 我慢せずに喧嘩をしてしまった方がまだマシかもしれません。
適度に本音、悪い気持ちを吐き出すことで、気持ちがスッキリとして開放感が生まれ、好循環が作り出せます。 また、この時の爆発は一過性のもので済まし、長期的な関係の軋轢にしないことが重要です。 不満や嫌いな部分、悪い点などを一通り話してお互いに反省点がないか考えて見ましょう。 真正面からぶつかることで心理を理解して貰えて、何かしらの改善をしてくれるかもしれません。
ただ、短気で自尊心が高いタイプの場合、勢いで別れにまで繋がるケースもあるし、 口論は相手を一時的に傷つける行為でもあるので破局のリスクを伴います。 あまりに激しい口調で罵倒しすぎないように注意しましょう。
・嫉妬対象に目を向けない
まったく知らなければ余計な感情は沸き起こってきませんが、 いらぬ事を知ってしまうと胸がモヤモヤしてきてしまう。 昔付き合っていた元カレや元カノが結婚して幸せな家庭を築いていると、 手紙やメール、友達から聞かされると、ついつい嫉妬したり後悔の念が出てきたりする。
全然気にしていなければなんともないのに、 視界に入ってしまうといけないのです。 嫉妬をしないためには気になる相手のことを完全無視、シカトするアウトオブ眼中戦略でいくのがベストです。 自分が付き合っている彼氏よりも、イケメンでお金持ちなハイスペックないい男と 歩いている彼女を見るとちょっとピクッとくるでしょう。 男性だって、自分の彼女よりスタイルの良い美人を連れている男がいたら一瞬気を取られる。
臭いものには蓋というわけで、 汚いものやマイナスの感情を呼び起こすきっかけになる物事は見ない聞かないに越した事はありません。 病は気からとも言うように、気にしすぎることで精神的に病んでいくわけです。
彼氏や彼女に嫉妬ばかりしていると、最終的には離れていってしまうかもしれない。 嫉妬をしないためには、好きになった頃、出会った当初の気持ちを思い出すとうまくいくかもしれない。 相手がどんなことをしていても愛おしくてたまらない。 片思い中は必死にアプローチし、 自分の所有物ではなく、思い通りにコントロールできない面も多々あったことでしょう。
ありのままの相手の姿を受け入れて、信頼できることが男女の親密な関係を長続きさせるコツです。 社交的で友達の多い人気者、自由奔放で唯我独尊に振舞うタイプの 相方と付き合っている人は、コントロールすることができず大変かもしれませんが、 毎日を笑顔で楽しむように生活すれば、きっと嫉妬心は芽生えずに済むでしょう。
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