人の心理的距離と身体的距離はおおよそ一致していると言われており、 好意を持っている、心を許している相手に対しては、近寄りたくなり、逆に警戒心や敵対意識のある人に対しては 遠ざかりたくなる。
パーソナルスペースとは、人間の周囲にある見えない円状の個人的空間、テリトリーであり、 この心理的空間をラインとして、異性としてドキドキと意識し始めたり、イライラや緊張、不快感を感じたりするという。 満員電車はストレスで言えば、紛争地域と同レベルと言われている。 それは圧迫感から来る苦痛に加えて、見知らぬ赤の他人が複数自分のパーソナルスペースに 侵入しているということから、精神的に相当負担になっているとも言える。
このパーソナルスペースは男女では形と大きさに微妙な違いがある。 男性は楕円形で前と後ろに長く横幅が狭い。女性は円形で半径はほぼ一定だという。 男性は前方や背後に立たれると、女性に比べ少しイラッとしやすいのです。
そしてさらに性格で個人差が生まれる。外交的、社交的、積極的、体育会系、肉食系、明るい性格の人は パーソナルスペースが狭く、内向的、消極的、内気、受動的、シャイ、草食系、暗い性格などの 人はパーソナルスペースが広い。 つまり、気さくなタイプは異様に近寄ってくることがあり、 逆に人見知りなタイプは、一歩後ろに遠ざかっているのが普通の距離となる。 パーソナルスペースが狭い人と広い人が一緒になると、 心理的な距離感が食い違い、どこかギクシャクとして居心地が悪くなる可能性がある。
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・パーソナルスペースへの侵入は異性間では歓迎される
見知らぬ同性同士の場合縄張りであり守るべきライン、 急に近寄られると嫌悪感を持ってキッと睨んでしまうかもしれない。 しかし、それが異性となると、逆に穏やかな空気になる。 パーソナルスペースは異性に対しては歓迎される男女の恋愛空間であり、 男として、女として興味を持つ境界線であると言える。 その中に入ることは男女関係を進展させることに繋がる。
片思い中の好きな人がいるのなら、今までよりも一歩踏み込んで目を見て会話してみるとうまくいきます。 モテる男女は気軽に異性の傍に近寄ります。爽やかなイケメンやぶりっ子などを観察してみれば わかりますが、さり気なく、あっという間にターゲットに近づいて、お喋りしながらボディタッチしたり 和やかムードになります。 相手の体に触れるという好意も近距離でなければできないことです。 よっぽど嫌われでもしていない限り、近づくという行動は親密になる成功へのカギになります。
恋人は遠くから黙って眺めているだけではなかなか獲得できません。 相手に興味を持ってもらうため、振り向いて貰うために、まずは何でも良いのでガムシャラに近づいてみましょう。 そこから何かしらのコミュニケーションが生まれて、片思いから両思いになる糸口が開けてきます。 恥ずかしがらずに、一歩近づいて相手の目をしっかり見つめて、時には体に触れながら、笑顔で会話をしましょう。 婚活パーティや合コン、飲み会でも、 遠くからよそよそしく敬語で話されるよりも、 ほんのちょっと身を寄せフレンドリーにタメ口にでもするだけで印象は大分変わるでしょう。
・相手の持ち物で好意を確認する恋愛テクニック
パーソナルスペースは、自分の周囲だけでなく、その人の所有物にまで及んでいます。 例えば、ボールペンを貸してもらい使用する。これだけでお互いが意識しあう関係になる。 好きな人の使っているものを触れるってだけでどこか嬉しい気がします。 それと同じで、貸している方も使われているという風に意識しちょっぴりソワソワする。 この気持ちの流れを利用すれば好意の度合いが計れます。 相手のプライベートな領域にアタックしてみます。
例えば、バックを漁ってみる、職場のデスクの引き出しを開けてみる、 ケータイを勝手に覗き見るなど 、もしこのような愚行をしても許してくれて友好関係を維持できるようであれば、もう 恋人同士、カップルになってもおかしくないと言えるかもしれない。
また、家デート中に、彼氏や彼女が買い物に外出して「自由にして休んでいいよ」 と言われるケースは相方をかなり信頼しているという証拠になります。 何をしても良いというのは親密でよほど信用していないと言えないこと。 相手の体に触れるという好意のチェック方法に加えて、 持ち物に触ってみてテストするということも割とアリと言えるのです。 むしろ直接ではなく間接的なアプローチなので、 失敗したとしてもお互いの被害、精神的なショックは割かし小さいといえるところも利点でしょう。
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