近年婚活男女は間違いなく増加傾向にあるのに、 男女比が4:6と男性不足で女性が余っている状況になっているという。 お見合い、カップリングパーティも女性は予約が一杯ですぐ定員オーバーになるが、男性参加者 はなかなかおらず、必死にかき集めている状況。 データ的にも心理的にも結婚願望は独身未婚女性の方が男性を上回っているようです。
20代前半ぐらいの若い頃の男性は女の子のお尻ばっかり追いかけていて、 必死になってメールや電話、口説いたりなどの熱烈アプローチをして、 彼女を作ろうと努力しています。女性は受け身で誘いに応じるだけで 簡単に彼氏が作れたかもしれません。
しかし、これはあくまで青春時代の自由恋愛の話。 30代、アラサー以上の結婚適齢期前後の男女は、年齢が高くなってきて 異性の恋人を作ることにも責任重大で慎重になってくる。 特に男性は付き合うこと=結婚を意識し始める年齢になってくるので 尚更面倒くさく億劫になってくる。 若い頃にモテていた人ほど、女性の良さだけでなく悪さも知っているから 結婚したがらないということも考えられます。
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・仕事が忙しくて時間が無い
結婚相談所などの紹介制度やお見合いパーティ、合コンは女性の利用者が優勢ですが、 ネット婚活では男性利用人数の方が多いそうです。 男脳は基本的にひとつの事に熱中、集中しやすく、二つのことを 同時にこなすのが苦手です。男性が本を読んでいたり、パソコンやゲームをしている時に 話しかけてもほとんど無反応だったりリアクションが薄いのはそのためです。
仕事が忙しいという理由でデートを断ることも男性にはよくあること。 週休二日、土日をしっかり休んでいても、サービス残業や 毎日の疲れが溜まり、休日は家出ゴロゴロしていたいという男性は多いものです。
それに対して女脳はマルチタスクに複数の物事をこなすのが得意。 友達と電話で喋りながら料理を作ることだってお手の物です。 よっぽど焦りを感じて婚活を始めるぐらいでなければ、男性はなかなか重い腰を上げません。
そのような面倒くさがりの男性でもネット婚活、 自分の自由に時間に拘束されたり制限されることなる使えるため利用している人は多い模様。 男性は女性に比べて言葉によるコミュニケーション能力が低い、 恋愛下手で異性が苦手だったり、人見知りで消極的、引っ込み思案な性格、口下手などの特徴を持っている 。だからネットを介してのアプローチを好むという側面もあるかもしれません。
・現在の生活に満足している独身主義者
遊び相手としての彼女なら欲しいけれど、 真剣に結婚を考えるとなると消極的になってしまうのは男性の本音、本心としてあります。 特に独身生活の自由さを謳歌している人は、その生活が変化することに強い拒否反応を示す。 一人暮らしから同居に変わるとプライバシーは一切なくなります。 一度結婚してしまうと、夫は妻や子供など家族を養う義務が発生し、 自分の好き勝手に行動することができず、縛られ続ける生活が待っている。
それに対して女性の場合は、結婚をすれば専業主婦になれるかもしれないし、 愛するわが子を産み育てたいという願望があり結婚のメリットを男性よりも多く享受できる立場にいる。 男性の気ままさや気楽さを犠牲にしても良いと感じるほどの、 魅力を彼女が持っていなければなかなか結婚を決意できないのが男性心理の特徴です。
勿論中には付き合った時点で既に結婚したいほど大好きだという男性もいますが 、それは若さゆえの勢いがあるからで、年齢を重ねて大人になるにつれて 、冷静で慎重になり理論的に結婚することのデメリットや欠点など、無駄な考えが頭に浮かんできて結婚をためらってしまうのでしょう。
・独身男性の平均年収は200万円台が普通であり将来に不安を抱えている
若年層の就職難でフリーターや派遣社員などの非正規雇用が大幅に増加している。 平均年収の圧倒的下落で結婚に対する自信を失っている男性が非常に多くなっています。 女性としても希望年収は400万円以上が平均であり、そのラインを上回っていない男性は敬遠しがちです。 しかし、現実を見てみると、景気が悪い昨今は若年層の平均年収は既に300万円を下回っています。
あまり騒がれませんが、一部の人が富を独占し、多くの人が貧乏、貧困に陥いっている。 明らかに所得格差、経済格差が広がってきています。 貯金1000万円持ちに加え、中古マンションを所有してる男性でさえ 、結婚に対して強い不安があり頭を悩ませてしまうようなところがあります。 現代の男女は「お金が無ければ結婚できない病」 を患ってしまっている。
バブル世代や団塊世代は、まさに高度経済成長の真っ只中で 最も恩恵を受けて収入が安定して増加していた世代です。 その成長期の子供が現在の20代〜30代、40代を形成しています。 だから、両親と同じぐらいの生活、年収レベルを求めてしまいがち。 しかし、現在の日本は豊かとはいえ右肩下がりなのが現状です。
年収200万円でも結婚して子供を育てている家庭があることを考えれば、 暮らしに余裕は無いかもしれませんが、お金が無くても幸福になれることは確かです。 共働きで家計を成り立たせるという手段もある。 結婚できない理由に「お金が無いから」と述べるのは 将来を悲観、心配しすぎる現代人ならではの悩みだと思います。
人間なんて本来はその日暮らしで一日を一生懸命生きてきた動物。 それを考えればお金が無いぐらいは大した問題ではないと思うのですが、 やはりお金の魔力にとりつかれてしまう人がいることも事実ですね。 それに、現代はあらゆるコストが下落しているので、生きていくのにお金があまり必要ではなくなってきているところもあります。
・草食系男子の増加
恋愛や異性にあまり興味や熱意が湧かなく新しい異性と出会いにがっつかない、 淡白で無気力な草食系男子が増えているという。 これは結婚に対する諦めや女性に対する失望感に根本的な原因がある。 特に最近テレビやマスコミは、かっこよくない顔、外見の人は恋愛対象にならず、 平均年収が高いイケメン男性しか相手にされない などという発言や報道しています。
バラエティ番組では、ブランド物で着飾った可愛い女性陣が、 元カレがあーだったこうだったなど下品で低俗ともいえる会話をしている内容が多い。 男性は女性の過去の話、元彼氏などの恋愛経験の話を嫌う本能があるため、それだけで心理的には傷つけられています。 男性の頭の中にある乙女で純情可憐、大和撫子のような女の子像を壊してしまっているのです。
女性からすればそれくらいどうってことないなんて思うかもしれませんが 、実際は女が不純だという現実を突きつけられるのは結構なダメージなんです。 弱弱しくて恐縮な話ですが、 男性のメンタルは意外とナイーブなので、傷つけてばかりいると立ち直れなくなってしまうのです。 男性は大切な女性を守ってあげたいだとかいう保護欲求があるといわれていますが、 このように、夢も希望も、魅力も無い醜い女性像を何度も聞かされると、 自分が必死に努力して追い求めてまで欲しいものなのかと疑問を持つようになるのです。
恋愛格差も広がりを見せているので、 恋愛経験の乏しい男性のほとんどがこのような心理状態になってしまっているように思います。 将来結婚してお嫁さんになる妻ががさつでがめつくて、欲望にうるさかったら嫌でしょう。 おしとやかで上品な女性の方が一生を共に付き添うパートナーにしたくなります。
男性心理の本音として様々な要因から婚活、結婚したくなり理由が山積みになっている現状。 この状況では結婚相談所で女余りになり、男性が不足して売り手市場になってしまうのもうなずける話です。 現在の不況の社会情勢、将来不安などは個人の力だけではほとんどどうしようもないものばかり。 女性としては、婚活に励まない男性を攻めるのではなく、 大変な思いをしているのだと理解して優しく受け入れて、支えてあげられるような 心構えが必要でしょう。
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