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精神病持ちの彼氏、彼女との付き合い方

厚生労働省のメンタルヘルス総合サイトによると、精神疾患患者数は年々増加傾向にあるという。 日本の社会構造にどこか問題があるのか、あるいは家族形態にストレス構造になる理由があるのかは わかりませんが、精神科への通院や入院患者は増えている現実がある。

自律神経失調症、統合失調症、パニック障害、強迫神経症(強迫性障害)、PTSD、うつ病、摂食障害、躁鬱(双極性障害) ボーダーライン(境界型人格障害)、醜形恐怖症、不眠症等、他にも様々な精神疾患があります。 過去の不安やストレス、トラウマから情緒不安定になったり、動悸、めまい、脱力、暴言、ヒステリー、発狂、泣き喚く、1つのことに固執する、過食、拒食、幻聴、幻覚、被害妄想など 様々な症状が起こる。

生活に支障をきたすレベルだと、 就職が困難で無職やニート状態の人も多く、アルバイトをしても人間関係のこじれ続かないことも多い。 理解していない大人は「自分の意志でなんとかなる」と言ったりするけれど、 病気はかなり心の奥深くに根ざしているものなので、 症状は自分の意識に関係なく急に襲ってきたりする。

大抵は衝動的なことなので、 支離滅裂で意味不明なことを言って責めてくることがあっても、 時間が経つと一時の豹変が嘘のように元通りになったりのも特徴的です。

掲示板やSNSなどのネット上では「メンヘラ」を代名詞として有名になってきている。 扱いが難しいので「好きだけど会いたくない」などの悲痛の声や 「メンヘラと付き合うと面倒くさくて後悔するぞ」「別れたくても依存されて別れらない」 なんていう助言っぽい書き込みもネット上にあったりする。 しかし、実際は精神病持ちでも普通に恋愛はしていて、 彼氏彼女、カップル、あるいは結婚して夫婦になっている男女もいる。

今回は彼氏/彼女/旦那/夫/妻/嫁/などの親密な友好関係がいつまでも長続きするような付き合い方をまとめていきたい。 支える側の立場としてもそうですが、 メンタル持ちの人も以下の項目を読むことで考え方が変わって少し楽になるかもしれません。 精神病が治るきっかけのひとつに彼氏、彼女と付き合い始めたからという理由が多いので、 是非皆さんも接し方のちょっとしたポイント、コツを覚えて恋人を幸せに健康にしてあげてください。

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付き合いながら精神病を回復させる方法

・ありのままの存在を認める

精神病を持っている人の多くは、過去に否定された経験から自己評価が低く自信を持てない傾向がある。 客観的に見れば「優等生、いい子ちゃん」ほど意外と心が病んでいたりする。 見た目、外見が至って普通なのは、「みんなに拒否されたくないから」そのように振舞っている面があったりする。 付き合っている人は間違っても「お前はダメだ」なんて突っぱねるような発言をしてはいけません。

心が病んでいる人にとって、負の感情を伴った言葉は想像以上のダメージになります。 例えば「太ってるね、痩せてるね」という言葉がコンプレックスに触れるとどちらも過剰な行動を引き起こすトリガーになり得ます。 極端に相手を肯定したりお世辞を言う必要はないけれど、 差別するかのような扱いをするのは良くないのです。

私が思うに心の病を治すために最も大切なのは「好きなことをする」ことではないでしょうか。 ポジティブ思考の人なら当たり前ですが、ネガティブな人は我慢したり周囲の人間や両親に気を遣って、 自分の思い通りに動けないことが、 胸に溜めているストレスに蓋をする原因になっているのです。 ちょっと悪い言い方をすれば自己中心的な性格で楽観的な方が人生は楽しいのです。

誰かの顔色を伺ってばかりで緊張したり、萎縮しながら したくないことや嫌いなことをしていても楽しいはずがありません。 「誰かのために」生きるのではなく「私はこうしたい」という思いをできるだけ貫くようにしましょう。 そのためには、彼氏彼女、恋人がした言動に対して動揺して怒ったりせず、優しく見守ることが大切です。

また、例え正論でもアドバイスをしすぎることも避けましょう。 この行為は現在の相手を否定することに繋がるからです。 ただただ話を聞いて相槌を打つ、心理カウンセリングでいうところの「傾聴の態度」という奴ですね。

・治療を焦らないこと

病気に苦しんでいる人は「自分でコントロールしてなんとか治そう」「頑張ろう」という 気持ちが一般人よりも強い。だから薬を過剰摂取してしまったり、余計なダイエットや食事制限をしようとしてしまう。 しかし、このような思考がかえって不安を増幅させて病を悪化させる結果になる。 この種の人の頭の中は苦痛を経験するほど成長できる という間違った考え方をしているケースが多い。

よくテレビや本の成功者を見ると「挫折や失敗を乗り越えたからうまくいった」という体験談が語られる。 このような成功者の情報を「苦しめば将来は良くなる」と間違った解釈で受け取ってしまい、 誤認した行動理論を実行しようとしてしまっている。 症状に一喜一憂して「すぐに治さないとダメだ」と思い込むことはやめましょう。 これは完璧主義や妙なこだわりが生み出す幻想の一種です。 実際はこれらとは逆に自分の好奇心、胸がときめいたことに夢中になる道に余裕を持って突き進むことで人生は豊かになります。 それはもしかしたら凄く楽しくて充実感のあり、まったく苦痛を感じないことかもしれません。

「頑張って」「頑張らないで」というセリフはNGワードに近い言葉だったりする。 しかし「頑張ったね」は正解になる。 ちょっとした言葉の違いなのに相手に与える印象は全く違う。 精神病の人は生きているだけでも必死で頑張っている人が大勢いる。

そのような人に、「頑張って、頑張らないで」という言葉を投げかけるとどう思うでしょうか。 「私はもう一杯一杯なのにこれ以上どうすればいいの?」「もう疲れたから何もしたくない」 と、どちらも嫌味に聞こえてきてしまう。 しかし、「頑張ったね」というのはその人の現在を認める言葉なので、唯一言われて嬉しいのです。 健常者からすれば些細なことですが、このような言葉が相手の傷口に塩を塗るスイッチになっていたりするので注意が必要です。
すぐに変わらないでいい、時間をかけてゆっくり治せばいいということを交際相手には伝えましょう。 実際人間は短期間でそう簡単に変わりません。少しずつ成長し変化します。 このような余裕のある思いやりが伝わるとリラックスさせ安心感を与えることができます。 本人の焦りが消えて落ち着きが出始めると嘘のように完治に向かうようです。

・主体性を持たせる

「○○依存症」のように何かに依存しなければ精神のバランスが取れない人がいます。 これは確固たる自己がなく、人に流されていなければ自分の存在が透明で消えてなくなってしまうという 錯覚からきているのではないかと思います。

自己嫌悪や自己卑下が深刻になると、依存症へと移行していきます。 その対象が勉強や技術を磨く方向に向けばプラスになりますが、 異性や薬物の場合、あまり好ましくありません、むしろトラブルに発展するかもしれません。

こうなるのは誰かのために奉仕しようとするサービス精神が過剰なために起こってしまっていることです。 父親や母親のしつけが厳しかったり、いい加減だと子供の欲求が抑圧され自分のしたいことが表現できなくなります。 また、学生時代のじめや失恋がきっかけで心に傷を負い、常に他人の顔色を伺うようになってしまうこともあります。 日本人はわびさびの文化で引っ込み思案が多く自己主張が苦手だといいます。 これは奥ゆかしく素晴らしいのですが、もっと自分が中心となることを考えてもいいと思います。

ただの傍観者ではなく、主役として部隊に立つことを意識しましょう。 「自分と他人は別の生き物」という当然の認識ができるようになると全く違います。 サポートする立場としては相手の意見を尊重して肯定すること。 前向きにやりたいと言い出したことがあれば背中を押して応援してあげることが大切でしょう。

・同じ病気を持つ人達の自助グループに参加する

メンタルを患っている方は似たような人で集まってお喋りをすることで気持ちが軽くなり良化に向かうといいます。 誰にも話せなかった悩みを仲間に打ち明けることで心が晴れてくるようです。 過度に干渉してストレスが掛からないように、ニックネームで呼び合うところもあります。 ネットで自分の病気のキーワードを打ち込むと各地域ごとにボランティア団体のようなものが出てきます。

中身を見ると、元精神疾患で現在は完治したという人が大抵は運営していて、信頼できるものが多い。 仲間を作ることで幸せは二倍に、不幸は半分になるといいます。 自分と似たような共通点を持つ人と相談することであっという間に治ってしまったという報告も多々あります。 1人で思い悩まずに、誰かに話しましょう。 もし恋人が思い悩んでいるようでしたら、紹介してあげるのも悪くないと思います。




今回この記事を書こうと思ったのは摂食障害、自律神経失調症の人と知り合い、友達になる機会があったからです。 心に病を抱えている人は10代、20代でストレス過多な家庭環境にあるか、 サービス残業や叱責、パワハラばかりの過酷が仕事をしていることがが原因になっていることが多い。 世界や視野が狭く、物事を重く考える悪い癖がついてしまっているので感情の逃げ場がない。 今の環境できちんとやらないで「適当でも割と大丈夫」という 楽観的な思考に転換させることができれば不安は解消されるのではないかと思います。

異常者、健常者などという線引きをせず、 お互い神経質にならず気軽で自然に遊んだり話し合えるようになるのが理想的なカップルだと思います。 お金が無くて貧乏でも、現在は昔の日本人より経済的には遙かに豊かなはずです。 昔に戻りたいなんて後ろを振り返ってばかりいずに、 普通に会話して笑って和んで食事が出来る このような当たり前の幸せに感謝し、生きていきましょう。



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