人生にも恋愛にも出会いと別れはつきものです。 男女交際はうまくいくことよりも失敗し挫折する確率の方が高いので、悲しんで泣いている人の方が割合は比較的多いです。 若い人では学生時代に片思いの相手へのアプローチを決断できない歯がゆさからくる自責の念や、告白をして振られたことによるショック。 20代以上では職場や社内恋愛の末の破局、家庭がある既婚者との浮気や不倫が本気になるケースなど、 失恋や関係を継続できない、復縁できない等で 胸が張り裂けそうになるほど精神的に辛いこともある。 中学生や高校生などの若年層ではストレス耐性の未熟さから、中高年以上では過去の行動や態度の反省により後悔することが多いようです。
本命の気持ちで大切に思っていた素敵な人ほど、思いを断ち切ることが困難です。 自分の中ではパートナーと相性が抜群だと感じていたのに、 相手からはつりあわないと思われていたとわかると、絶望感に襲われます。 20代半ばを超えてくると、別れた彼氏や彼女がすぐ新しい恋人を作って電撃結婚なんてことはしょっちゅうあります。
もし、好意を持っている相手に熱烈にアタックしてもリアクションが芳しくない場合は、 今の恋心をさっぱり諦めることも重要なことです。 しかし、いつまでも未練タラタラで昔を懐かしんでいても次に進めません。 競争率が高いモテるイケメンや美女を獲得するのは難易度が高い。 本気の愛を伝えても駄目、脈なしと判断できたら、次にチャレンジしましょう。
〜男女の後悔の質の違い〜
男性と女性では彼氏彼女に振られたときに悔やむポイントが微妙に違う傾向がある。
その特徴は、男性は良かったことを思い出して後悔し、
女性は自分がしてしまった過ちや反省点などを後悔しやすいという点です。
男性は元カノとあそこにデートした、あの時が楽しかったということを思い浮かべ、
女性は元カレへの謝罪の気持ちや、自分の欠点や短所などで嫌われた事を後悔していたりする。
彼氏が彼女を振る理由は、段々気持ちが重く感じてきたり、ベタベタされるのにうんざりして衝動的に別れ話を持ち出したりします。 その後に楽しかったことを思い出して短期間ですぐに復縁したくなる。 男性が新しい恋人を作る以外で彼女を振る場合は意外と元鞘に収まる事が多いのはこのためです。 逆に彼女が彼氏を振る場合は愛想をつかしたり、軽率な言動にむかついて別れます。 彼女側にまったく否がないケースではほとんど復縁は不可能で、逆に彼女側が原因で別れた場合は復縁の可能性が高い。 だから、男女別で復縁の手段は若干異なっているのです。
つまり、男性は女性の長所や魅力の虜になり盲目的に追いかける単純な行動原理なのに対して、 女性は自分自身の不甲斐なさを悔やみ自分を責め、元カレに自分の成長をアピールしたがるようなところがある。 「幸せになって私を振った元カレを見返してやる」という感情は女性特有のものです。 女性は男性よりも感情の振れ幅が広く、プラスやマイナスをコントロールするのが難しい、 特にポジティブよりもネガティブに触れるタイプが多いように感じます。
女性は嫌な出来事ほどよく記憶している。 好きなタイプの男を説明するときは「全部好き、雰囲気がいい」など抽象的な言葉なのに対して、 嫌いなタイプの男の場合は「不潔、挙動不審、喋り方がキモイ、顔が生理的に無理、ダサイ」などいくらでも具体的な悪口が出てくる。 失敗、納得できない不条理、危険な目に遭ったトラウマ、怒り、悲しみ、罪悪感など。 女性は男性よりも力が弱いので、自分の身を守るため、リスクを回避する本能を重視しやすいのです。
逆に言えば女性は適度な負の感情で傷つけると、強く意識するきっかけになるので恋のスパイスとして効果を発揮したりします。 優しいだけの人よりも、チョイワルで刺激的な方が好かれやすいのは、女性の潜在意識に強く記憶されるからです。 実際、暴力的、攻撃的な男性は彼女が途切れなかったりします。 最後に思考回路を簡単にまとめてしまうと、男性は基本楽観的で女性は能天気か悲観的かのどちらかに極端に傾きやすいと言えます。
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・情が芽生える
長く付き合い自分の頭の中に占める割合が大きくなってくると、いつの間にか自分にとってなくてはならないものになっていたりします。 心理学的には自我関与と呼ばれるもので、 恋愛では対象に対する意識や行動の割合の多さが好意に繋がるというものです。 また、自分の持っているモノを優れたものと信じ込む所有効果の心理もあります。
可愛くて性格の良い女性ほど素行不良のダメ男にハマってしまうのもこれらの性質が作用しています。 世話の焼ける幼稚な男は母性本能がくすぐられてついつい支えてあげたくなります。 そして普段は頼りないのに、時より見せる男らしさにギャップを感じてよりハマりこんでしまう。。 普段の振る舞いがあまり優秀じゃないからこそ、イライラ感や不満によって彼氏のことを考える時間が増加し、 より惚れ込んでしまうのです。
この心理はペットロスを例にするとよく理解できます。 私は過去に18歳の愛犬を寿命で亡くした経験があります。 私の性格は冷静であまり動じないタイプなのですが、 毎日朝昼晩顔を合わせ挨拶し散歩して、食事中もほとんど一緒で頭も体もよしよし撫でて可愛がっていたので、 さすがに寂しさや心にポッカリ穴が開いた感覚がありました。 朝早く起きて散歩、夕方や夜にも散歩、エサや水やり、トイレの世話など面倒を見るのに時間がかかり大変でしたが、 失った後にその手間のかかる時間が最高の宝物だったのだと気づきます。
男女の付き合いも共通です。 週末にいつもデートしていた恋人がいなくなると、休みの予定がなくなり、喪失感が湧いてきます。 毎日顔を合わせたりメールや電話で連絡を取り合っていた恋人が突然返信をくれなくなると悲しいものです。 付き合う期間の長さや会う頻度は情の量に比例してると言っても過言ではないと思います。 1年以上も付き合ったり同棲でもしていれば情が芽生え、別れた後に虚しさを感じることでしょう。
・やり残したことがある
心理学には達成してしまったことより中断したことをよく覚えているツァイガルニク効果 というものがある。「夫婦関係が冷め切っている高収入の現在の夫よりも、貧乏だけど相性が良かった昔の彼氏と結婚していたら もっと幸せになっていたかもしれないな」 という過去を引きずってしまう妄想もこの無意識の心理で説明できる部分がある。 特に「友達として仲が良いけどあと一押しの恋のアプローチができなかった」 など、もう少し努力していたらうまくいっていたというパターンだとより強く印象に残る。
ギャンブルであと少しで大金が手に入った、宝くじで一番違いで外れたなども似たようなものでしょう。 「もっと頻繁にコミュニケーションをとっていれば恋人と長続きしていたかもしれない」 などもよくある思い込みです。 一度会ったきり、一回デートしてそれっきり次の約束は断られるなど、 人はできなかったこと、手に入らなかったものなどの過去を極端に美化したり、反対に酸っぱいブドウのキツネのように極端に貶めたりするのです。
・未来に希望が持てない
現状がうまくいってない人は将来に対して夢を抱けず、「あの頃は良かった」と過去を美化して後ろばかり振り返り立ち止まってしまいがちです。 不幸になるか幸せになるか、未来の事は誰にもわからないのですが、 過去の栄光があまりに輝かしいと、それが無くなった時のギャップで精神的にダウンしてしまいます。 自分の顔や見た目、能力や収入に自信が無い人や、年齢的に次の恋愛の難易度が高くなりそうな人はこの状態に陥りやすい。 この点は何も考えず頭すっからからんで、自由奔放、自分の思うままに生きている人の方が悩みも少なく幸福になれそうです。
・無理に忘れようとしない
物事を記憶から完全に消去する方法はそうそうなく、強く印象に残っている人物のことは忘れたくても簡単には忘れられない。 必ず時々は思い出してしまいます。 むしろ意識すればするほど、その対象は心の中で大きな存在になっていくのでメンタル面での悪循環に陥ります。
失恋直後や同じ職場、学校の相手など毎日顔を合わせる相手の場合、 下手に意固地になるとかえって何度も頭の中に出てくるようになります。 忘れるというよりも好きな人に対する感情を薄れさせることを念頭に置いて、 焦らず時間をかけて最終的に頭の隅っこに追いやるイメージを持ちましょう。
・相手以上の魅力のある人に出会う
人間は勝手で移り気なもので、当時どれだけ愛していた人でも、それ以上のスペックを持つ他の異性に口説かれ付き合い始めると、 あっという間に昔の恋人がどうでもよくなります。 新しい恋愛対象に出会い一緒に遊ぶことは、元カレや元カノ、好きな人を忘れるのに最も効果的です。 それこそアイドルやモデルさんレベルの美男美女と付き合った経験でもない限り、大抵はこの条件をクリアすれば忘れられることでしょう。
・仕事や勉強に打ち込み充実させる
何も目標が無く日々怠惰に生活していると、不安になり悪い事ばかり考えるようになるとよく言われます。 人間時間が無制限にあると感情が強く陰陽に傾きます。 凄く楽しい妄想をして1人でニヤケたり、逆に未来を悲観して破滅や絶望的な状況ばかりが頭に浮かぶこともあります。 これは極端に余裕がある時に起こる現象です。 安定した会社員で高収入の独身男女は、 貯金が沢山あるという金銭面での余裕から「もっとお金が無いとダメだ」という考えに至る現象も起こっています。 この事自体は別に悪くはないのですが、過去の恋人、元カレや元カノを思い出してしまう人は意識しておくとよいかもしれません。 頭をヒマな状態にするのは基本的に良くないことです。 高齢者では頭を使う活動をしないとあっという間に痴呆が進行します。 好きな人の記憶を別の物事で上書きして紛らわせるためにも、簡単な趣味やゲームでも良いので、熱中できることを見つけ打ち込めれば理想的でしょう。
・思考パターンを変える
楽観的でプラス思考なことは成功者に必要な要素です。 心理学的には物事の原因と結果を何のせいにするかで、内的帰属、外的帰属の二種類に分けられます。 内的帰属とは、悪い事が起こった原因や結果を自分のせいにすることです。 「あの時の判断がミスだった」「自分に魅力が足りないから」などです。 外的帰属とは自分以外の事象に原因があるとする心理、 「たまたま運が悪かったから」「環境のせい」などです。
内的帰属傾向がる人は自分を責めすぎることがあります。 自分が嫌い、自分に自信がない、鬱になりやすい、ストレスを溜め込みやすいなどあまりメリットがありません。 また、劣等感を持っている人はネガティブオーラを発しており近寄りがたく、表情も暗くなりやすいです。 交際相手と別れたり、好きな人に振られたときに「自分がダメだから」と思っていると精神的に傷つきやすくなります。 そんな時は「あの人とは相性が悪かったんだ」と思えばあまり落ち込まずに済みます。
男女関係はほとんどが偶然の縁により好き嫌いが決定されます。 相性が合わない人にはどんなアプローチをしても通用しないし、 逆に目が合った瞬間から声をかけずとも両思いになるような相性抜群の男女もいます。 失敗した原因をうじうじ掘り返していてもあまり意味が無いということです。 一度反省したら後は前向きに進みましょう。 肯定的なプラス思考になれるキーワードの例としては「まあいいか」「次から頑張ろう」といったものが挙げられるでしょう。
・潜在意識に働きかける
人の精神状態は普段気づかない無意識の変化の影響を受けています。 例を挙げればフェロモンは嗅覚ではほとんど何も感じないけれど異性を引き寄せると言われています。 他には非言語コミュニケーション、些細なしぐさや態度の動きも潜在意識に働きかける効果があります。 緊張状態にある気持ちをリラックスさせる方法はいくらでもあります。
7秒以上息を吐きその後吸い込む、深呼吸や腹式呼吸のようなものは体全体を落ち着かせ細胞を活性化させる効果があるといわれます。 好きな歌詞の歌やリズムの良い曲を聴けば、それだけ高揚感がありウキウキした気分になる。 アロマテラピーなどでは良い香りによってリラックスできる沈静作用があるオイルもあります。 山や海に行っていい景色を眺める、占いやおまじないによって自己暗示をかけるなど。 自分の心理の奥底を良好な状態に保つように努力してみましょう。
注意点として、妬み嫉み、嫉妬、羨望、陰口、悪口、不安、卑下、批判など、負のエネルギーを発生させるような ことを考えたり口にすると、それは知らないうちに自分に跳ね返ってきて心が荒れ健康を害するので、できるだけ控えるようにしましょう。
・思い出すきっかけをなくす
好きな人に関係する思い出の品はどこかにまとめて整理するか捨てるかしてしまいましょう。 人間は思い出す時間を減らさなければ過去の記憶を消去することはできません。 部屋に顔写真が貼ってあったら毎日見るので忘れられるわけがありません。 具体的な例として、できるだけ会わない、遠距離に引っ越す、メールアドレスや電話番号など連絡先を削除するなどです。 昔のメール交換の履歴を見て過去の思い出に浸っていると、好きな気持ちがより膨らんでしまいます。 本気で思いを断ち切る覚悟があるのなら、メールに返信しない、電話に出ない、着信拒否するなど自分の行動を矯正する必要かもしれません。
・誰かに相談する
何か嫌な事があったとき、誰かに話すと心の負担が軽くなります。 友達や家族、あるいはネット上のブログや掲示板、メル友などに報告すると不思議と気が楽になる。 もしその相談相手が次の彼氏や彼女候補だと一石二鳥で、秘密に近いプライベートな話題を共有することで二人だけの特別な雰囲気を作れて、 あっという間に親密度が高められます。
・一度思いっきり泣いて気分をすっきりさせる
涙にはストレス物質を対外に排出し不快感を大幅に軽減させる効果や、交感神経優位の状態を副交感神経優位の状態、 つまり興奮から安静へと変化させる作用がある。 自分の中に抑圧していた感情や鬱憤を発散するきっかけになり、うつ病を治す方法としてもオススメされています。 泣くことは体に良いという説もあるぐらいです。 自分の好きな映画やメロドラマ、アニメ等で涙を誘うのも泣くコツのひとつです。
・時間が解決してくれる
普通に生きていれば、悲喜こもごも様々な出来事に出くわす。 仕事先の上司に怒られたり、チャレンジしたことがうまくいったり、資格が取得できたり、大学受験で志望校に合格できたり、 トラブルに出くわしたり、事実は小説より奇なりで、思いも寄らぬことが起こります。 そんなドラマの中にいれば自然と昔の記憶も薄れていきます。 消極的な解決方法ですが、特別なこと意識することもないのでベストな好きな人を忘れる方法と言えるかもしれません。
人はどうしても過去を美化してしまう傾向があります。 しかし、いつまでも昔の出来事に縛られていては成長はありません。 これからどのような人生を送ることになるのかは「今」何をするかが最も大切です。 現在の日本の首相は「取り戻す」を標語に掲げていますが、これは過去に縛られている酷く後ろ向きな言葉で、 未来は新しく作るもの、切り開くものではないかと思います。 明るい夢を思い描いて自分の決めた道を突き進みましょう。
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